こんにちは!あーきてくとな大学生です。
今回は、建築学生になって多くの方が悩む、パソコン選びについて解説をしていきます。
建築学科では、3Dのソフトを扱ったり、グラフィック系のソフトを動かしたりということが多いため、一般的なパソコンよりも高性能なものが必要になります。
しかし、グラフィック性能の高いものとなるとどうしてもゲーミング系になってしまいます。
今回の記事では、このようにゲーミング系になってしまって、デザインが気に入らないという方や、もっとスタイリッシュなものがほしいという方向けのパソコン選びを解説していきます。
私自身もこの、ゲーミングなデザインが苦手、使いにくいといった悩みを抱えていたので、同じような悩みを持つ方の参考になれば嬉しいです。
今回は主にノートパソコンについて解説していこうと思います。
それではさっそく本題に入っていきましょう!
同じ建築学科でも大学によって、使うソフトは異なり、求められる性能が変わってくることがあります。
この記事では基本的に十分対応できるものを選んでいますが、必ずどのようなソフトを使うのかや、先輩がどのようなパソコンを使っているのかなどは確認して選ぶようにしましょう。
目次 表示
ゲーミング系の問題点
まず初めに、絶対に抑えておくべきポイントとして、なぜゲーミング系のパソコンでは微妙なのかということを整理していきます。
もちろん人によってデザインなどへの感じ方は様々なので、参考程度にしていただいても構いません。
重量
一般的に、ゲーミングノートはノートパソコンですが持ち運びを意識してデザインされたものではありません。
大学生活では、家から大学までパソコンを持っていき、授業のときに使い、課題や作業をカフェや図書館などに行って行ったり、というようにパソコンを持ち運ぶ場面が多くあります。
そのようなこともあって、一般的な学部向けにおすすめされているパパソコンのほとんどは、モバイルノートと言われる持ち運び重視のノートパソコンです。
このように持ち運びを多くするということは、建築学科でも同じなのですが、スペックの問題から重たいゲーミングノートを買ってしまう方は多くいます。
カバンが1kgほど重くなってしまうため、通学や学内での移動で負担が増えてしまいます。
もちろん、持ち運ぶことを考えて作られたゲーミングノートもありますが、やはりほとんどは重たいモデルになってしまいます。
デザイン
次に、デザイン面での問題点です。
ゲーミングノートはその用途からどうしても派手であったり、目立つデザインになっていたりということが多いです。
このようなデザインが好きな方は特に問題ないのですが、やはり好みが大きく分かれるところですね…
学問向けに買うパソコンなのに、ゲーム用に設計されているのもやはり気に入らないという方は一定数いると思います。
私もゲーミングという用途と、デザインが好きになれず、ゲーミング以外での選択肢をメインに考えていました。
大学で長く使っていくパソコンですので、とにかく自分の納得の行くデザインというのは重要な要素です。
バッテリー
先程も触れたように、ゲーミングノートは持ち運びを前提にしていないことが多いため、一般的に使い方も電源に繋いだままをメインに設計されていることが多いです。
つまり、バッテリーの容量を大きくすることよりも、冷却部分などのその他の部分のスペースを大きく取っている場合が多いのです。
大学では、もちろんすべての場所で電源を使えるわけではないので、授業中に充電がなくなってしまうようでは使い物にならなくなってしまいます。
パソコンの充電がなくなってしまうと、その日中にやろうと思っていた課題や作業ができなくなってしまうなど、結構予定に影響が出てきます。
もちろん早めにいろいろなことをやっておくというのも重要ですが、パソコン選びでこのような問題が解決できるなら、しっかり抑えておくべきだと思います。
おすすめの選択肢
それでは、パソコン選びで念頭に置いておくべきポイントが掴めたところで、ざっくりとおすすめのカテゴリーを紹介していきます。
クリエイターノート
まずは、クリエイターノートパソコンという分類です。
このパソコンは、名前の通りクリエータの人向けに作られたパソコンというカテゴリーです。
ゲーミングパソコンのように、高性能を求めているのは同じですが、クリエーターパソコンはゲーム用ではないというのが大きな違いです。
つまり、デザイン面でも落ち着いたものやシンプルなものが多く、コンパクトなものなども存在します。
ゲーミングパソコンのような構成も選べながら、デザイン面は勉強にも使いやすいというおすすめのカテゴリーです。
モバイルワークステーション
ワークステーションという分類のパソコンは、業務用で高性能なものが多く該当します。
業務用で高性能が求められる作業というのは、まさに建築のようなCADを扱う作業、動画編集系、グラフィックス系などになります。
簡単に言うと、建築で使われることも十分意識しているパソコンと言えると思います。
一般的にはデスクトップのイメージが強いですが、モバイルワークステーションという、持ち運べるワークステーションというものも存在します。
カテゴリーとしては魅力的なのですが、大きな問題点として、価格が割高になるということがあります。
業務用がメインになっているため、グラフィックの処理を行うGPUなどが、一般向けに販売されているものとは異なってきます。
そのようなこともあり、コスパははっきり言って悪いというのが現状です。
そのため、ワークステーションに関しては、今回はおすすめモデルでの紹介はなしにしておきます。
もしワークステーションが気になる方は、代表的なモデルとして、LenovoのThinkPad Pシリーズ(14s Gen5など)や、DellのPercisionなどをチェックしてみてください。
持ち運び、デザインも意識されているゲーミングノート
話の流れ的に少し微妙なのではと思うかもしれませんが、ゲーミングノートの中にも持ち運びを意識したものや、デザイン面をスッキリと抑えたものが存在します。
この流れの中でわざわざおすすめに持ってくるのは、ゲーミングノートはクリエイターPCやワークステーションに比べて、コスパが良いからです。
つまり、予算が厳しいけれどデザインは妥協したくないという場合に、納得の行く設計のゲーミングノートは有力な選択肢なのです。
このあとの具体的なモデル紹介で、実際に度のモデルがおすすめなのか、例をあげていきます。
具体的におすすめなモデル
クリエイターノート
ASUS ProArt PX13

まずは、クリエイターノートでのおすすめモデルです。
クリエイターノートのおすすめは、ASUSから出ている、ProArt PX13というモデルです。
このモデルの一番の魅力はなんといってもデザインの素晴らしさです。本当に洗練されたノートパソコンです。
ASUSはこのモデルのようにこだわりを持ったスタイリッシュさを持つ高性能なモデルを多く作っており、メーカとしても非常におすすめのメーカーです。
このモデルの構成としては、以下のような感じです。
CPU:AMD Ryzen™ AI 9 HX 370
GPU(グラフィック):NVIDIA® GeForce RTX™ 4060
メモリー:32GB
ストレージ容量:1TB
画面サイズ:13.3インチ
重量:1.38kg
上の表からもわかるように、このモデルはデザインが優れているだけでなく、性能面でも優秀なモデルです。
建築学科で使っていくのにも問題ない十分な性能があると言えます。
また、重量に関しても1.38kgとなっており、もちろんモバイルノートと比べると重く感じますが、この性能のクラスでは軽い部類に入るかと思います。
欠点としては、やや画面のサイズが小さいことが挙げられます。
持ち運びを意識するとどうしても画面は小さくなってしまいますが、14インチは確保しておきたいところです。
ですが、自宅に外付けのディスプレイを置いておくなどすれば十分対応できるので、使い方次第では気にならなくなるでしょう。
デザイン、性能ともに妥協したくない方には非常におすすめのモデルです。
ゲーミングノート
Victus by HP 15

ゲーミングノートでは、デザイン面や使い勝手が優れていながら、他のカテゴリーに比べてコスパが高く手頃な価格のモデルを紹介します。
それが、HPから出ている、Victusシリーズです。
このシリーズは、ゲーミングノートでありながら、比較的落ち着いたデザインになっていて、使いやすいモデルになります。
スペックはこんな感じです。
CPU:Core ™ i7-13620H
GPU(グラフィック):NVIDIA® GeForce® RTX 4060 Laptop
メモリー:16GB
ストレージ容量:512GB
画面サイズ:15.6インチ
重量:2.29kg
性能的にも十分と言えます。
メモリーについては、32BGあればなお良かったですが、現在私も16GBのノートパソコンでやって行けているので、不足はないかと思います。
予算がある方には32GBを選択できるモデルをおすすめします。
欠点としては、重量が挙がります。
大学までの移動距離が長い方には負担が大きくなってしまいますので、一度ペットボトルなどを使って重さを体感しておくべきかと思います。
その他
IdeaPad Pro 5i Gen8

最後に、その他として、一般向けに近いノートパソコンでありありながら、グラフィック性能の強いモデルを紹介します。
それが、IdeaPad Pro 5i Gen8というモデルです。
このモデルは、少し古いモデルで、現在は公式サイトでの販売はされていませんが、Amazonなどでは購入することができます。
この、IdeaPad Pro 5i Gen8は、Lenovo製のノートパソコンで、デザイン的には比較的一般向けとなっており、コスパも非常に高いといったモデルになります。
デザインに関しては、Proというだけあって、洗練されているように感じます。
スペックに関してはこのような感じになっています。
CPU:Core i5 13500H
GPU(グラフィック):GeForce RTX 3050
メモリー:16GB
ストレージ容量:512GB
画面サイズ:16インチ
重量:1.95kg
少し前のモデルになりますので、他の2機種に比べるとやや見劣りする部分もありますが、学生としての用途であればやっていける性能は備えていると思います。
グラフィック性能についても、現在私が使用しているノートパソコンと同じRTX3050 Laptopとなっています。
電源につなぐと大きく性能も伸びるので、自宅などで本格的に作業するときにはしっかりと性能を引き出せます。
コスパについては、このデザインと性能をみてもかなり優秀なモデルだと思うので、一度チェックしてみるとよいでしょう。
【追記】
現在はAmazonでも販売が終了してしまったようです。そのため、同じGPUを搭載しているASUS VivoBook Proのリンクを張っておきます。
ASUS VivoBook Proはデザイン、コスパがともに優れているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
ということで、今回は建築学生のパソコン選び2025年版をお送りしました。
ゲーミング以外にも目を向けて気に入るモデルを選ぼうというテーマで、デザインや設計などから、建築学科で使いやすいものをピックアップして紹介しました。
一般的にはどうしても候補にゲーミングノートしか出てこないこともあるので、自分の気にいるモデル、使いやすいモデルという観点でも参考になって入れば嬉しいです。
パソコンは高価な買い物になるので、先輩などからも実際に使うソフトや行う作業を聞いて、ベストな選択ができると良いと思います。
使うソフトによって必要な性能も変わってくるので、このような情報集めは積極的に行っていきましょう。
納得できるパソコン選びができることを願っています。
それでは、またの記事出会いましょう!