こんにちは!あーきてくとな大学生です。
今回は建築用語のシリーズとして、デザインに関する用語を紹介していきます。
建築雑誌や講演会などでよく耳にする用語を選んでいるので、建築学生の方や建築に興味がある方はぜひ頭に入れておきましょう。
それではさっそく紹介に入っていきます。
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外見に関する用語
ファサード
ファサードとは、建築物の外観のことを表します。一般的には、道路などからみた正面のデザインのことを表す場合が多いです。
建築物の顔とも言える部分で、第一印象を決めるデザイン上とても大切な部分です。
講演会などでもファサードの印象やバランス、こだわりについての話はよく出てくるので、様々な場面で出会う用語になります。
エクステリア
エクステリアはより広く、建築物の外観全般のことを表します。ここには一般的に、庭や塀、植栽なども含まれています。
先ほどのファサードは建物自体の印象に関する部分でしたが、エクステリアは建物にたどり着くまでの庭も含んでいます。
そのため、建物をどのように見せるか、どのようなアプローチに仕上げるにかなども含めて、これも重要な要素になってくるといえます。
また、デザイン性だけでなく、機能性や使いやすさも意識しながらデザインすることが求められます。
設計上の用語
ディテール
ディテールとは、建築物の細部についてを表します。
例えば、細部の仕上げがどうなっているか、細かい装飾はどうなっているのかといった場面で出てくる用語になります。
建築物のデザインでは、細かい部分までどのようにデザインするのかが全体を見ても大きな影響を与えるので、小さな装飾から細かい接合部まで、大切な要素になります。
ピロティ
ピロティとは、建築物の一階部分を柱で支え、開放空間にする作りのことです。
身の回りでも、1階部分を柱のみで人の居住空間ではなく駐車場等にして、2階以降を人の生活する空間にするというデザインになっている建物は多いかと思います。
そのような建物の一階部分がピロティにあたります。
ピロティはル・コルビジェの近代建築の5原則にも含まれています。
建物のデザインだけでなく、使い方や建築計画の上でもよく耳にする用語になります。
カーテンウォール
カーテンウォールは、建築物の外壁でありながら、建物を支える役割を持たない部分のことです。
一番よく出てくるものとして、ガラスカーテンウォールがあります。これはビルなどで、一面ガラス張りになっているような壁のことです。
ガラスは力がかかってしまうと割れてしまいますが、カーテンウォールになっていれば、構造上はそのガラス壁がなくても建物が自立して、力が加わらないため、ガラス張りが実現できます。
ガラス張りのようなデザインを作るときには、デザイン上の話だけでなく、構造的な理解も必要になってきます。
懸垂曲線
懸垂曲線はカテナリー曲線という名前で数学で耳にしたことがある方は多いと思います。
建築物のデザインでも、頻繁に耳にするほどではないですが、割とよく聞く言葉になっています。
懸垂曲線は糸の両端を手で支えてたるませたときに、糸が描く曲線のことを指します。つまり、人工的ではなく自然に生まれる曲線です。
このことから、建築物の屋根や曲線部分で自然な形を追求する際に使われることがあります。
コンクリートの仕上げの用語
打ち放し
コンクリートの打ち放しは、名前の通りコンクリートを打ったままで表面の加工をしない状態のことです。
型を使ってコンクリートを流し込み、乾燥させて肩を外したそのままの状態になります。
コンクリートの表情がストレートに現れるので、近代的や都会的な印象を与えたり、素材感を強調したりすることにつながります。
コンクリートは遮音性や火災への耐性が強いため、そのような面のメリットもあります。
実際の建築物では、コンクリートそのままではなく、表面に撥水加工がされることが多いです。
金ゴテ仕上げ
金ゴテ仕上げはよく使われるコンクリートの表面の仕上げで、職人がコテを使って表面をツヤツヤに仕上げるものです。
住宅の駐車場のコンクリート地面などでよく使われています。
表面がツルツルになるので掃除が楽になるというメリットがありますが、冬場は特に足元が滑りやすくなるといったデメリットもあります。
はけ引き仕上げ
はけ引き仕上げは、運動場の整備に使うブラシのような道具でコンクリートの表面に溝を作る仕上げになります。
先ほどの金ゴテ仕上げと違い、表面に凹凸ができるのが特徴です。
基本的に一方方向にハケを引いていき、一方方向の溝が現れます。
凹凸によって掃除はしにくくなりますが、その分滑りにくくなるというメリットもあります。
様々な仕上げを使い分けることで、建築物のデザインにメリハリや変化をつけられるようになります。
空間の用語
コンコース
駅や空港などの公共施設で、中央などに作られる、大きな通路や広場を指します。
駅の場合だと、改札口を出た先などに作られ、多くの人が集まったり、通行したりできるように計画されています。
デザイン上でも、大空間の広がりやデザインによって建物の内部の印象を強められる要素になります。
まとめ
ということで、今回はデザイン系の話でよく聞く建築用語を紹介してきました。
様々な場所で耳にする言葉になるので、参考になれば嬉しいです。
では、またの記事で会いましょう!