こんにちは!あーきてくとな大学生です。
今回は、建築学科でよくある疑問、建築模型材料の調達先について書いていこうと思います。
今回の記事ではその中でも特に有力な購入先である、ホームセンターで購入できるものをピックアップしていきます。
建築模型制作では、はじめはどこに行ったら材料が買えるのか、そもそもどんな物が必要なのかなど、様々な悩みが生まれてきます。
特に、建築模型はジオラマのような一般的な模型よりも大きな材料が必要になったり、作りたい模型のイメージによって使う材料も異なってきます。
今回はホームセンターに購入先を絞って紹介していきますが、いままでの記事ではそもそも何が必要なのか、道具はどんな物が入るのか、他の購入先で変えるものはなにかなど、様々な角度からの記事を書いています。
良ければそちらも参考にしてみてください。
また、この記事で少しでも悩みが解決できれば幸いです。
前半では、ホームセンターで買えるものの特徴を、後半には具体的にどんな物が買えるのかを紹介します。
では、いきましょう!

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目次 表示
ホームセンターの特徴
はじめに少しホームセンターで購入できる建築模型材料の特徴を解説しておきます。
模型の材料調達では、どこに行くとだいたいどんな物が買えるのかを把握しておくことが大切です。
大きめの模型を作りたいとき、なるべくコストをかけたくないとき、精密なものが作りたいときなど、それぞれによって買いに行く先を選ぶと効率的です。
サイズが大きい
ホームセンターで売られている材料は模型専用ではなく、実寸で作ることを想定している材料が多いです。
DIYをする人もホームセンターに材料を買いに来るため、なんとなく大きいものが多いことは想像しやすいと思います。
そのため、スチレンボードやスタイロフォームのようなものは、売られている中で一番小さなものでもある程度の大きさがある場合が多いです。
一般的な模型店ではなかなか売っていないようなサイズのものも買えるので、土台作りのように材料のサイズが必要なときには便利です。
一方、スプレーのりのような道具系では小さいものが売られていない場合もあるので注意が必要です。
例えば、細かい作業をするための接着剤を購入しようと思ったら、ホームセンターよりも模型店などのほうが良いでしょう。
しかし、模型の土台になる材料を探すときや、敷地全体に使えるくらいの量の接着剤を買いに行くときには、圧倒的にホームセンターがおすすめです。
小さい模型でももちろん材料の購入先として便利ですが、大きな模型を作るときには特に役に立つのがホームセンターです。
塗料系の豊富さ
ホームセンターでは、特に塗料周りが充実しています。
液体の塗料だけでなく、スプレータイプが売られていたり、水性や油性、光沢か非光沢かなどの部分も狙っているものに合うものが見つけやすいです。
建築模型を作る上でも、ニスや木材用の塗料のようなものを使用すると、より本物の建物の仕上げに近くなり、実物の質感が伝わりやすくなります。
多くの売り場では、実際に塗装した木片のようなサンプルが置いてあり、イメージも掴みやすいと思います。
まとめてネットで塗料を買ってしまうのも一つの手ですが、実際に塗った感じが手にとってわかったり、近いけれど雰囲気の違う塗料が並んでいたりするのはホームセンターの大きな魅力です。
実物にも使われているような塗料がたくさん売ってあるのがホームセンターなので、一度どんなものが売ってあるか目を通しておくと役に立つでしょう。
厚みなどの種類が豊富
ホームセンターの材料は実際にリフォームなどで使えるように、同じ材質の板でも様々な厚みのものが置いてあります。
建築模型を作るときには、本物の建物を再現していくので、実際の壁圧や材料の厚みに応じて板の厚みを使い分けていく必要があります。
材料の厚みは意外と一般的なお店では揃っていないことが多いので、模型作りの際にはとても役に立ちます。
ホームセンターで買える主な材料
それではここからはホームセンターに売っているおもな模型材料を紹介していきます。
お店の規模によっては種類が少ないといったことがありますが、ここで紹介するものは多くのホームセンターで購入できるかと思います。
スチレンボード
建築模型を作っていく上でおそらく一番使っているであろうスチレンボードはホームセンターで購入することができます。
ホームセンターに置いてあるスチレンボードは大きめの模型を作る上でも十分なサイズのものもあり、非常に役に立ちます。
また、5mmだけでなく、1mmから置いているお店も多いので、実際に作る模型に応じて材料を選ぶことができます。
はじめはサイズ感や厚みのイメージがつかみにくいと思うので、実際の店舗で買えるのがベストです。
慣れてきて必要な厚み、サイズが分かるようになれば、ネットで買って手間を省くというのも賢い選択かもしれません。
スタイロフォーム
スタイロフォームは、主に模型の土台や敷地として使うものになります。
そのため、傾斜を作ることなども考えて、ある程度の厚みと大きさが必要になってきます。
ホームセンターでは、スタイロフォームについても、スチレンボードと同様に十分な大きさのあるものが購入できます。
厚みについても、傾斜のある土地でもスタイロフォーム一枚で土台にできそうな厚みのあるものが売られていることが多いです。
また、お店によってはスタイロフォームの切れ端のようなコーナーがあって、サイズにカットする際に余ったスタイロフォームを販売してくれているお店もあります。
切れ端のブロックは、建築のボリュームを確認するのに使ったり、簡易的に周囲の家を表現したりするのに便利です。
ホームセンターの規模なので、カットで余ったものでも十分な大きさがあり、むしろ手頃な大きさで扱いやすいといったこともあります。
段ボール
模型の土台づくりなどで幅広く使えるダンボールはホームセンターにとにかくたくさんの種類が置いてあります。
薄いものから丈夫で分厚いものまで様々なものが購入できます。
また、初めから箱状になっているものだけでなく、一枚の板の段ボールも買えるので、模型作りの際にはそのようなものの方が加工が楽になります。
折り目がついてしまっている段ボールであれば、コストをかけずに集められますが、大きくてきれいな物となるとやはりコストをかけて購入することになります。
そのため、骨組みなどには普通の梱包に使われていた段ボールを活用し、外から見える部分のみ購入した綺麗なものを使うというのがおすすめの使い方です。
木材
バルサ材、角材、木の板のようなものはホームセンターの専門分野と言ってもよいと思います。
大きさや形、材質まで様々なものを揃えることができます。
バルサ材の板や角材は模型での壁や柱を作るのに便利ですが、一般的な模型店では狙った寸法にぴったりのものが置いてあるとも限りません。
ホームセンターに行ってみると、小さいものから大きいものまで大体なんでも揃うので、おすすめです。
棒状の材料だけでなく、土台に便利な木の板や、周辺環境を簡易的に表現できる木のブロックなども多く売られていると思います。
プラ板
窓やガラスの表現に便利なプラスチックの板についても、様々なものが揃います。
特に、一般的にはあまり売っていない、厚みのあるものはホームセンターで探してみるのがよいでしょう。
塗料
先ほども少し触れましたが、ホームセンターは塗料の品揃えが豊富です。
木材用の塗料だけでなく、金属用や万能な塗料といった少し特殊な用途の塗料でもいろいろな種類のものが置いてあります。
とくに、液体だけでなくスプレータイプのものまであるのが嬉しいところです。
微妙な色の違いや質感の違いのものも並んでいるので、実物を見ながら選ぶのがよいと思います。
模型全体に使ったり、海のような広い面積に塗ったりするのには、やはりホームセンターサイズの塗料が便利です。
仕上げ材
ワックスや艶出し、艶消しのような仕上げ材もホームセンターで買うことができます。
木工の仕上げ材は特に充実しているので、木材を使った模型を作る際には役に立ちます。
また、家具や壁の仕上げなどをリアルに表現したいときにも仕上げ材は便利なので、もう一歩表現をリアルに仕上げたいようなときにも役立ちます。
まとめ
ホームセンターは模型用の材料のお店ではないものの、かなり豊富に建築模型に使える材料を買うことができます。
白模型のような模型であればホームセンターだけでも十分材料が集められるので、作る模型に応じて購入方法を選択できると効率よく模型作りに入れると思います。
また、それ以外でも大きな模型やスピード重視の模型などでもホームセンターサイズの材料は便利です。
以前にも建築模型関係に役立つ記事をあげていますので、よかったら参考にしてみてください!
では、またの記事で会いましょう!