こんにちは!あーきてくとな大学生です。
今回は、建築白模型制作に必要な材料まとめということで、白模型を作るのに必要な材料をまとめて紹介していきます。
建築模型の材料にはサイズの大きなものも多いので、今回はオンラインでまとめて買えるようにそれぞれの材料でAmazonや楽天のリンクをつけています。
建築学科に入り、初めて模型を作る方や、まとめて材料を購入しておきたい方はぜひ参考にしてみてください。
それではいきましょう!
白模型とは
最初に、初めて建築模型を作る方向けに白模型とは何かだけ簡単に紹介しておきます。
白模型は、実際の建築設計では主に初期の段階で用いられる模型です。主に建物の形状や空間を3Dで捉えるために使用されます。
材料は白いスチレンボードが使われることが多く、表現のテクスチャなどもつけずにスチレンボードがむき出しの状態になっている場合が多いです。
模型というとジオラマのようにリアルなものをイメージする方も多いかもしれません。しかし、白模型では、ジオラマのように実際に立っている姿をリアルに表現することが目的なのではなく、空間の関係を検討したり、一部のテクスチャを検討したりといったことが目的となっています。
建築学科の課題でも、有名建築の構造や空間を理解する目的で白模型を作る課題はよく出てくるはずです。
それでは簡単に白模型について簡単につかんだところで、本題の材料紹介に入っていきましょう。
ボード系
スチレンボード
まずはなんといってもスチレンボードです。建築模型を作るときに最もよく使われるのはスチレンボードでしょう。
スチレンボードはカッターで簡単に加工でき、様々な厚みのものがあるので壁や屋根などの板状の部材を表現するときに使います。
使う厚みはもちろん実際の建築物に合わせて使い分けるのですが、1〜5mmが出てくる場合が多いと感じています。
個人的な感覚からすると、はじめにそろえておくべき厚さとしては、2mmと3mm、できればさらに4mmが良いと思います。
もちろんなるべく多くの種類があった方が良いのですが、必要に応じて買い足していくのでも大丈夫でしょう。
もし、作る建物と縮尺がすでに決まっているのであれば、はじめはその建物に応じた厚みだけを買っておくのも良いと思います。
一つ注意点として、一般的に建築模型に使われるスチレンボードは両面に紙が貼ってあるものなので、購入前に確認しておきましょう。
表面に紙が貼っていないものが売ってある場合もあるますが、これだと壁の表面がきれいな平面にならないので、両面紙張りを選びましょう。
プラ板
プラバンに関しては、必須ではありません。
白模型の紹介でも述べたように、白模型の製作目的はリアルに表現することではありません。そのため、場合によっては窓ガラスを省略してしまうこともあるのです。
スチレンボードに窓の穴を開けて置いたり窓枠まで作っておけば、ほとんどの人に窓を表現しているということは伝わります。
伝えたい部分を作り込んでそれ以外は伝わる程度にとどめておくという考え方は、実際の設計で時間もない場合などは特に大切になってきます。
逆に、ガラス張りのカーテンウォールのある建物などではデザインを検討したいならプラ板で窓を作っておく必要が出てきます。
自分の作る模型の意図に応じて使い分けられるのが理想です。
ブロック系
スタイロフォーム
スチレンボードに並んでよく使われるのが、スタイロフォームという材料です。
スタイロフォームは一般的には断熱材などとしても使われているのですが、カッターで簡単に加工できるので建築模型でもよく使われています。
塊状のスタイロフォームを大雑把に建物の形にカットしたものを並べると、街全体としての建物のボリューム感を検討することができますし、板状のものを斜めに削れば斜面のある敷地を再現できます。
とにかく万能な材料なのです。
ちなみに、初めて建築模型を作る方でうっかり忘れがちですが、建物が立っている姿を建築模型でも表したい場合は、やはり土台となる土地が必要です。
土台を楽に早く作るにはスタイロフォームで作るのやりやすいのでおすすめです。
揃えておくべきサイズについては、3cm程度の厚み、1m弱の辺の長さがあるものをおすすめします。
土地を作るときに使うことが多いので、このサイズにいておくとある程度の大きさにも対応でき、斜面で削っても厚みがあってバランス良くできるでしょう。
木材系
バルサ材
余裕があればバルサ材もある程度の持っておくと良いでしょう。
模型制作で使われるスチレンボードやスタイロフォームは、平面や曲面の表現には万能なのですが、柱のような棒状の表現には向いていません。
そのため、棒状の表現に使う材料として、バルサ材の角棒を買っておくことをおすすめします。
もし、建築学科に入りたての方であれば、学年が進むと木造の軸組模型というものを作る機会があるかもしれません。つまり、木造の骨組みだけの模型です。
このような構造模型を作るときには大量の角棒を使うことになるので、買って置いてもいつかは役にたつと思います。
まとめ
ということで、今回は建築白模型を作る上で揃えておくべき材料をまとめて紹介してきました。
模型材料はさまざまなお店でも購入できますが、スタイロフォームのような大きな材料は運ぶのに苦労するので、まとめてネットで買っておくと良いでしょう。
また、白模型以外での必要な材料も今後まとめていくので、ぜひ参考にしてみてください。
では、またの記事で会いましょう!