こんにちは!あーきてくとな大学生です。
今回は、建築学科入門の記事として、私の経験も踏まえながら建築学生が製図道具としてはじめに揃えておくべきものを紹介します。
製図道具の購入は基本的に新品で生協での購入がお勧めですが、価格を抑えるための中古での購入についても過去の記事で紹介しているのでそちらもぜひ参考にしてみてください。
【建築学科入門】製図セットはどこで買う?中古で買う時の注意点も解説!そろえるべき道具一覧
まずは一式を並べていきます。この後それぞれについての選ぶポイントや注意点も解説していきます。
- シャープペンシル
- 消しゴム
- 三角スケール
- 三角定規(20〜30cmの大きいもの)
- 勾配定規か分度器
- 三角スケール(15cmくらいの小さいもの)
- 丸や四角などのテンプレート
- 並行定規(学校による)
それでは細かい解説に入っていきましょう。
シャープペンシル
まずはシャープペンシルを選ぶ時に気をつけることです。
建築の製図では壁や家具などの違いをはっきりとさせるために線の太さをしっかりと使い分けることが大切です。ですが、はじめのうちは同じ太さのシャーペン一本で書いているとなかなか区別がつかず、伝わりにくい図面になってしまいます。
そのため、はじめのうちは基本的に二つ以上の太さの違うシャーペンを使うことがおすすめです。
具体的に言うと私の場合は0.5と0.3の2本を使い、もっとはっきり太くしたい場合は鉛筆を使うようにしています。
ちなみに鉛筆については製図ようの道具として芯ホルダーという太い芯で描くことのできる道具もあるのですが、製図セットについていた場合など以外は鉛筆を使っているのでも十分でしょう。
また、細かい作業の時に真の先が見やすくなるように先端が細いシャーペンがおすすめです。
私が使っているのはステッドラーのシャーペンで、黒が0.5、青が0.3にしています。
消しゴム
消しゴムについてはとにかく消しやすいものでかつ細かい作業のしやすいものが良いでしょう。また、初めは寸法を間違えて全消しする的な失敗もよくあるので大きいものも一つあるといいかも知れません。
消しゴムを使う時はまわりまで消してしまわないようにいらない紙や字消し版で周囲をおおってから消すと細かい部分もうまく消すことができます。
三角スケール
三角スケールは図面上で長さを測ることに使われます。横から見ると下の写真のようになっていて、6つの異なる縮尺がついています。
基本的には、製図セットなどについてくるのは30cmのもので、大きな長さを計る時に便利です。一方で細かい部分を測る時にはもっとコンパクトに動かせる15cmくらいのものがあると便利です。必須ではないですが、15cmくらいのものも買っておくと役に立ちます。
また、30cmのものを買うと5cm程度の非常に短いものが付いてくることも多いですが、これは太い割に少し短すぎてあまり活用されないことが多いです。
三角定規
三角定規については写真のように平行定規に当てることで垂直な線を引くために使います。30cmくらいの大きいものが必要な理由は図面を引く時に一回でなるべく長い線を引けるようにするためです。
よく中学校や小学校で使うものと比べると非常に大きいものになっています。
ちなみに三角定規には裏側を少し浮かせるためのシールのようなものが売られています。はじめのうちはなくても全然問題ないのですが、このシールで図面が擦れて汚れることを防げるので、たくさん早く描く必要が出てくるとあると便利なものになります。
勾配定規か分度器
勾配定規というのは写真のような道具で、定規を一定の角度で固定できる道具になっています。
これは屋根のように角度のついたものを正確に図面に起こすために使われます。分度器でも描くことはできるのですが、勾配定規は同じ角度を当てるだけでなんども書けるので勾配定規の方が便利です。
テンプレート類
テンプレートというのは写真のようにあらかじめ決まったサイズの図形や家具がくり抜かれていて、図面の上に置くだけで定規で計らなくても作図できる優れものです。
定規などを使うことで図形自体は書けるのですが、テンプレートがあると圧倒的にはやく書けるようになるので持っておくことをおすすめします。まずは丸や四角のみでも大丈夫でしょう。
まとめ
ということです今回は建築学科入門シリーズとしてはじめに揃えるべき製図道具について紹介してきました。これ以外にも便利な道具というのは世の中にたくさんあるので、まずは必要なものを揃えて、やっていく中で必要に応じて追加していくのが良いと思います。
各道具の使い方についての記事も今後上げていこうと思っているのでもしよければそちらも参考にしてみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
ではまたの記事で会いましょう!