こんにちは!あーきてくとな大学生です。
今回は建築学生が覚えるべき用語10選ということで、私の独断で覚えておくと役に立つ用語を紹介していきます。
特に講演会などにいくと知らない単語が出てきたときに理解が追いつかなくなってしまうので、よく出てくるような専門用語だけでも覚えておくとよいでしょう。
それでは早速紹介していきます。
建築用語10選!
1. CAD
CADとは、コンピュータ上で図面を引くためのソフトのことです。正式にはComputer Aided Designといいます。
建築の設計から施工図の作成まで幅広く使用されています。
従来の手書き図面に比べ、正確で効率的に作図でき、変更や修正も簡単に行うことができます。
手書きではスケールを変更したりレイアウトを変更したりするには書き直す必要がありますが、ソフト上なら簡単に変更できて便利です。
現在では多くの設計事務所がパソコン上での図面作成を行なっているので、建築系のソフトウェアは一通り扱えるようにしておくとよいでしょう。
代表的なソフトには、AutoCADやVectorworksなどがあります。
2. BIM
BIMも設計を行うためのソフトで、正式にはBuilding Information Modelingといいます。
CADが平面上での製図をメインにしているのに対して、BIMは3Dでの操作がメインになります。
平面上の図面だけでなく、3Dでイメージを伝えることができるので、クライアントに伝わりやすいだけでなく、施工の業者や現場の人にもミスなく伝達できるようになります。
RevitやArchicadがBIMソフトの例です。
3. ファサード
ファサードとは、建物の外観、特に正面部分を指します。
建築物の第一印象を左右する重要なデザイン要素で、建築の美学やブランドイメージを伝える役割を果たします。
デザイン性ももちろん重要なのですが、機能性や耐久性も考慮して設計していくことが重要になってきます。
講演会などに行っても、意匠的な話でファサードがどのように考えられているかというような話題でよく登場する言葉になります。
4. ブレース
ブレースは、建物の構造を補強するための斜め材や支柱のことを指します。
特に耐震設計において重要で、地震時に建物が揺れに耐えられるようにするための補強材として用いられます。鋼材や木材が使われることが多く、建物の安定性を向上させます。
耐震性についての話などでよく耳にすることになると思います。
5. スケール
スケールは、建物や空間のサイズ感を示す縮尺のことです。
建築図面や模型では、実際のサイズを縮小したものが使用されます。そのため、1/100、1/50などの縮尺でスケールを表すことで、実際にはどのくらいの大きさになるのかが伝わるようになります。
6. モルタル
モルタルは、セメント、砂、水を混ぜ合わせた建材で、レンガやブロックのような建材を接着するために使われます。
モルタルは強度が高く、外装や内装の仕上げ材としても使われています。
建物の材料としてはよく使われる材料名で、耳にする機会も多いので、覚えておくと役に立つでしょう。
7. 梁
梁は、建物の荷重を支える水平部材で、建物の骨組みに関する重要な部材です。
梁は、柱と柱の間に架けられるもので、屋根や上の階からの荷重を支える役割を担います。鉄骨や木材、鉄筋コンクリートなどで作られ、建物全体の安定性に大きく関わります。
コンクリートでできた建物などでは梁が見えない場合もありますが、伝統的な木造の建物などでは梁がどんなものなのかを実際に見ることができます。
8. RC
RCとは鉄筋コンクリート造の略で、コンクリートと鉄筋を組み合わせた建物の作りのことです。
コンクリートは圧縮力に強く、鉄筋は引張力に強いため、ふたつを組み合わせることで耐久性の高い建築物を作ることができます。
高層ビル、学校など、幅広い建物で使われている作りになります。
9. S造
S造とは、鋼材(鉄骨)を使用した建築構造のことを指します。つまり、鉄骨造の略称です。
鉄骨構造は軽量でありながら強度が高く、自由な設計が可能です。木造に比べても丈夫で、設計の自由度が高いという特徴があります。
また、施工期間が短縮できるため、大規模な建築物や工場、商業施設などで多く採用されています。
10. プレキャスト
プレキャストとは、工場であらかじめ製造された建築の部分を現場に搬入し、組み立てる工法です。
プレがあらかじめ、キャストが作ることを意味していて、あらかじめ作ってから持ってくるというようなイメージです。
現場での施工時間が短縮でき、品質が均一に保たれるというメリットがあります。
現場での負担が少ないため、工事に必要な人出が少なく、通行止めなどでの周囲への負担も少なくできます。
まとめ
ということで、今回は建築学生が覚えておくべき用語を紹介してきました。
基本的な用語を早めに押さえておくことで、講演会や建築雑誌などから得られる情報も理解しやすくなるので、ぜひ覚えておくとよいでしょう。
では、またの記事で会いましょう!