こんにちは!あーきてくとな大学生です。
今回はタイトルにもあるように建築学科で初めにかかってくる金額はどのくらいなのかを、私の実際の経験から具体的に解説していきます。
大学に入ってから、教科書や道具類などの必要なものを揃えていくのは大きなお金が必要ですが、金額は学科によって大きく変わってきます。
また、一番知りたいけれどなかなか入学前にはわからない部分でもあります。
今回の記事では、そのような悩みになるべく具体的に答えていくのでぜひ参考にしてみてください。
それでは本題に入っていきましょう。
今回焦点を当てる部分
初めに、今回金額として焦点を当てる範囲をはっきりとさせておきます。
今回解説していくのは、入学してからだいたい一年生の前期くらいまでに必要になってくる部分をメインに取り扱っていきます。
つまり、主には大学生活が始まって、最初に必要な予算です。
また、入学金や授業料などの一般的に公表されている部分は今回はカットします。教科書購入あたりから始まると思っていただければ大丈夫です。
大学によって必要になってくる時期が違う場合もあるので、そのような部分も補足的に紹介します。
入学後すぐに買うことになるものと金額
まずは入学してからすぐに必要になってくるものの予算です。この部分は授業が始める前までに購入になるのが一般的です。
教科書
まずはどこの学科でも必要ですが、教科書購入があります。
どこの学科でも教科書が必要なことに変わりはありませんが、この金額は学科によって結構差があります。
中でも建築学科は専門書や資料集のように大きな本が多いため、金額は高い方になると思います。
前期に必要な教科書で合計すると25,000円ほどになります。
大学では教授ごとに使う教科書も変わってくるので、同じ学科の人でも教科書代は変わってきます。
製図セット
多くの場合は教科書販売と合わせて、製図をするための製図セットの購入が必要になります。
製図セットは建築用の専門的な道具にもなってくるので値段は高めです。
私の場合は、生協での購入で20,000円くらいでした。
メルカリなどで中古品を購入することで価格を抑えることはできるのですが、精度が落ちているものが混ざっていたり、日つよなものが全て揃っていなかったりする場合もあるので、生協で新品を購入するのが一番おすすめです。
一つ私の経験から言っておきたいのが、製図セットは最低限のもののセットになっているということです。
初めに揃えておくものとしては十分なのですが、やっていくうちに道具を買い足していくことになるかと思います。
この部分の予算は入学後すぐではないのでもう少し後に解説します。
iPad
今の時代はかなりの割合の大学生が授業のノートや資料の表示などでiPadを使っています。
紙でやっていくと決めている場合は初めは紙でも良いのですが、おそらく途中で限界が来ると思います。
これがなぜかというと、授業スライドや必要なプリントが基本的には全てオンラインに先生がアップして共有していくからです。
もちろん先生によって違いはありますが、今はほとんどの先生がオンラインでやっていると思います。
直前にアップされる先生や、突然先のプリントの内容に飛ぶ先生がいたりと、印刷していけばどうにかなるとは限らない場合があるので、本格的に授業が始まると紙では対応できなくなってくるのです。
iPadの予算では、本体だけで使っていくわけではないので、ApplePencilやケースなどのアクセサリーの予算も考えておく必要があります。
大学生は学割が使えるので、iPad系は割と値引きされて購入できます。
私の場合は、iPad第10世代、ApplePencil、ケースなどを使っています。春の進級キャンペーンで購入したためApplePencil分くらいのギフトカードがもらえて、それを使ってApplePencilを購入したのでApplePencilの金額はほとんど無しになりました。
結果としてはこんな感じです。数字は時期によっても変わるので大体の目安になっています。
- iPad本体→42,000円(本体54,000円−キャンペーンのギフト12,000円)
- ApplePencil→ギフトを利用
- ケース、フィルムなど→5,000円
合計としてはキャンペーンがうまく使えれば50,000円ほど、キャンペーンがない時期などに購入すると60,000円を超えてくることになります。
パソコン
パソコンについてもいくつか押さえておくべきポイントがあります。
まず、基本的に建築学科で求められるパソコンは、他の学科に比べて金額が高くなってきます。
なぜかというと、建築学科ではパソコンを使って設計を行い、3Dで表示したり、Adobe系の重たいソフトを動かしたりと負荷の大きな作業を多く行うからです。
スペックの足りていないパソコンを買ってしまうと買い替えなどで余計にお金がかかってしまうので、高い買い物ですが余裕を持って予算の設定が必要です。
もう一つのポイントとして、学校によってはパソコンの購入のタイミングが入学後すぐではない場合があるということです。
多くの場合、初めは手書きによる製図を行うので必要ないという学校もあります。
この場合は初めにパソコンまでまとめて購入する必要はなくなるので、一時的には予算は楽になるでしょう。
入学の際に説明されると思うのでしっかり押さえておきましょう。
具体的な金額としては、150,000〜200,000円はみておきましょう。
先ほども少し説明したように建築学科では特にグラフィックの性能が必要になる作業が多いので、一般的なパソコンよりも高価になってきます。
また、この価格帯だと多くがゲーミングパソコンになってくるので、抵抗があってスタイリッシュなものを選ぶ場合はもっと価格が上がってしまいます。
前期の間までには必要になるものと金額
それではここからは入学後すぐではなく、前期の間くらいまでには必要になってくるものについて解説していきます。
模型の材料と道具
建築学科に入ってしばらくすると模型作りも始まってきます。
学校によって模型作りまで進む時期は様々ですが、私の場合は一年生の前期の間にスタートしていました。
模型づくりには材料と道具が必要になってきますが、作る模型のサイズやそれぞれのもともと持っている道具の状況によって必要な金額は変わってきます。
私の場合は、カッターや定規などは家にあったものを使い、筆なども高校の絵の具セットを使っているので道具での出費はほとんどなかったです。
買い足した道具はスプレーのりとスチレンボード用ののりくらいかと思います。
作るものが専門的な模型になったからといっても、はじめはそこまで特殊な道具は必要ないので、そこまで大きな出費にはならないかと思います。
材料については比較的お金がかかります。
模型のサイズにもよりますが、先ほどの道具の買い足しも含めて10,000円はかかると思っておいた方が良いでしょう。
リアルな模型を作るような課題であれば必要なものはもっと増えるので必要な金額も上がっていきます。
一つの目安として10,000円と考えておくのが良いと思います。
ちなみに建築学科では学年が進むにつれて一から建物を設計するような課題も出てくるので、模型を作る機会は増えていきます。
製図道具
先ほど若干触れましたが、製図道具もおそらく一年の前期くらいに買い足す人が多いかと思います。
製図セットは製図のために最低限必要な道具をまとめているくらいの場合もあり、製図の効率を上げてくれるようなアイテムは付いていない場合があります。
例えば、円や柱の四角形をなぞるだけでかけるテンプレートという道具や、15cmくらいの小回りのきく三角スケール(縮尺に対応した定規のようなもの)あたりはあった方が便利です。
そこまで大きなものを買うわけではないので、5,000円くらいの追加で足りると思います。私は買い足しの道具類は中古で買ったものが多いです。
平行定規(製図盤)
平行定規とは製図をする時に使う製図盤のことです。
平行定規は基本的にどこの大学でも大学の製図室などで使うことができます。そのため、購入の必要はないという場合が多いかと思います。
しかし、卒業後に建築士の試験を受ける際には自分で平行定規を持っていく必要があります。つまりいつかは買うことになるものというイメージです。
個人的にはいつか買うならなるべく早めに買っておいて、製図の課題ができた時などにいちいち学校に行かなくても課題ができるように買って家にいておくのがよいと思います。
学校によっては一年生の間に購入になる学校もあるので、実際入ってみないとわからない部分でもありますが、一応頭に入れておくと良いでしょう。
平行定規はA2サイズで大きさもあり、値段も結構高いです…
普通に購入すると50,000円くらい、生協で購入すると35,000円ほどです。
突然購入の説明があってもいいように一応念頭に置いておきましょう。
まとめ
ということです今回は、建築学科はお金がかかるのかという疑問も視野に入れながら、実際に初めのうちに必要な金額を具体的に解説してきました。
まとめるとやはり建築学科は他の学科よりもお金がかかる方だと思います。ですが、投資した分しっかりと学んでいけばリターンは確実に大きいです。
お金がかかる分しっかりと大学生活を有意義なものにすると、前向きに捉えるのが良いでしょう。
今回の記事で少しでも建築学科でのお金の話のイメージがつかめたら嬉しいです。
では、またの記事で会いましょう!