こんにちは!あーきてくとな大学生です。
今回は建築学科の学生さんや建築模型づくりをしてみたいという方向けに、建築模型を作っていく上で必要な道具を紹介していきます。今回紹介する道具は私も実際に建築模型を作っていく上で重宝しているものなので、ぜひ参考にしてみてください!
それではいきましょう!
切る道具系
まずは切るための道具類から紹介していきます。建築模型では土台のように大きなものを切ることもあれば、細部の細かいものを切ることもあるので、着る種の道具は様々なものを使っていきます。
カッター(大)
カッターの大きいものはダンボールなどを切るのに使います。ダンボールで枠を作って土台にしたり、土地の傾斜を作ったりと、段ボールはよく使う材料になります。また、スタイロフォームをおおまかに切るのにも役に立ちます。
このようなものはもちろん小さい普通のカッターでも切れるのですが、長時間切っているとどんどん手が痛くなってきます。手を痛めてしまうことにもつながるので必ず段ボール用のカッターのような大きいものを用意しておきましょう。
カッター(小)
これは普通のカッターで、スチレンボードをカットしたり、模型の部材を切り出したりといったことに使います。おそらくこれが一番よく使うきつ道具になるかと思います。
カッターの選び方について、黒刃と言われる黒い刃のカッターがあるのですが、これが切れ味が良くて切りやすいです。しかし、耐久性は良くないらしいので注意が必要です。
ちなみに私も黒い刃を使っていますが、そこまで耐久性が悪いと感じたことはないので耐久性については十分と思っていてもよいかと思います。
カッターの替え刃
模型制作ではとにかくカッターをたくさん使っていく上に、切れ味が悪くなってくると材料が引っかかって綺麗に切れなくなってきます。そのため、こまめに刃を折っていくことになります。
模型を作っている間に刃がなくなってしまうと一度中断せざるを得なくなるので、替え刃を先に買っておくことがおすすめです。
結局たくさん使うのならということで50枚や100枚入りを買っている人も多いのでまとめて買っておくのが便利でしょう。
デザインナイフ
デザインナイフは写真のようなカッターです。
これはカッターでは難しいような細かい作業に向いています。結構切れ味もよく、細かい作業だけでなく、切り出したり材料の修正などでも重宝しています。
接着系
続いて接着するための道具類です。模型の接着は完全に固定するための接着剤だけでなく、仮止めで使う接着剤なども使います。また、スチレンボードのようなものは専用の接着剤を使わないと溶けてしまう場合があるので注意が必要です。
スプレーのり
スプレーのりは名前の通りスプレータイプののりなのですが、これにはいくつも種類があります。私が最も使っているのが写真の55番というものです。
これは貼って剥がせる接着力で作られているので、仮組の時にとても便利です。また、図面をボードに貼り付けてその上からカットする際などにも切った後に剥がせるので便利です。
スプレータイプなこともあって少し値段は高いのですが、あると非常に便利なので、買っておくことをおすすめします。
ちなみに私はそのほかの番号のスプレーはそこまで頻繁には使用していません。しっかりくっつけられる77番をたまに大きい面の接着で使っているくらいで、あまりスプレーを使うほどの大きさの接着をする場面がない感じです。
貼って剥がせるのは他の接着剤にはないメリットなので55番はよく使っています。
木工用ボンド
建築模型では本物の木材を使って表現することもあるのでその時には木工用ボンドが活躍します。また、ボンド水のような使い方もよくあり、地面を作る際にボンド水を染み込ませた和紙を貼るといった使い方もしています。
他にも、接着以外の用途として、水の表現をする際にも木工用ボンドが使えるので思ったよりも様々な場面で登場することになります。
木工用ボンドは普通ので問題ないですが、より様々なものを接着できる多用途の木工用ボンドもあります。
スチレンのり
スチレンボードに瞬間接着剤などを塗ってしまうとボードの中のスチレンが溶けてしまいます。そのため、スチレンボードの接着には専用の接着剤が必要です。
いくつか種類があるのですが、スチのりやスチレンのりのような名前で販売されています。私が使っているのは光栄堂のスチのりです。
普通のお店には置いていないこともあるので、ネットなどで買ってしまうのでも問題ないと思います。
固定する道具
マスキングテープかドラフティングテープ
部材を接着したらしばらく固定した状態で乾燥させましょう。
マスキングテープや製図セットに入っているドラフティングテープは基本的にどんなものの仮止めにも使えるので万能です。マスキングテープを使う場合は粘着力が強すぎないものを選ばないと固定したものも剥がれてしまうので気をつけましょう。
接着力で言うと、ドラフティングテープが適度な強さに感じるのでドラフティングテープを持っている場合はそれを使うことがおすすめです。
洗濯ばさみ
洗濯バサミはたくさんあるとよいでしょう。
普段洗濯に使っているものでの全然問題ないのですが、汚れてしまうこともあるのでできれば模型ようでたくさん用意しておきましょう。
定規
さしがね
さしがねとは写真のようなL字型の定規のことです。
建築模型では直角を綺麗に整える必要がある場面が多いので、いちいち測らずにあてるだけでわかる、さしがねが非常に便利です。
まとめ
模型制作を始める上で用意しておくべき道具はこのような感じになります。
他にも電熱線カッターや工具類のようなあるとよいものはあるにはあります。ですが、あまり多くてもハードルが高くなってしまったり活用できなかったりするだけなので、はじめに揃えるべきものとしてはこのくらいがよいでしょう。
実際に模型を作っていく中で必要に応じて買い足していくのがよいと思います。
では、またの記事で会いましょう!