こんにちは!あーきてくとな大学生です。
今回は建築学科に入りたての方やこれから建築学科に入る方に向けて、建築資料集成というものを紹介します。入門講座的な感じでなるべくわかりやすく簡単に紹介していくのでぜひ参考にしてみてください!
ほかにも建築学科入門シリーズで様々なことをお届けしているので、もしよければそちらも併せて読んでみてください。
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建築設計資料集成とは
建築設計資料集成とは名前の通り建築の設計をするときに役に立つ資料を集めた資料集のようなもののことです。おそらく多くの学生さんが入学の時や教科書販売の時などに購入することになると思います。
家具の大きさや人間の動きに関する寸法、実際の建物の例など本当に様々なことが掲載されています。
様々な種類がありますが、初めのうちのおすすめは下のような比較的コンパクトにまとまっているものです。中には何冊にもなるような本格的な資料集成というものもあるのです。
資料集成の使い道
製図の時の参考資料
最も普通な使い方はおそらく製図の時の参考資料として使うことでしょう。
たくさんの家具や建材の寸法がかかれているるため、製図をしていく中で机やいすの大きさを考えたり廊下の幅を考えたりといった様々な場面で参考にすることができます。
本当にたくさんの資料が詰まっているので、何か寸法などで悩んだ時にはとても役に立ちます。
ざっと読む
個人的には製図の時だけでなく、もっと普段から活用することがおすすめです。
建築に関する様々な資料が集まっているので、ざっと読んでいくだけでもたくさんの学びがあります。例えば、人が建物の中をどうやって歩き回るかの導線計画についてや、環境についてまとめたページなどもあり、それぞれで重要になってくる考え方などが学べます。
ざっと読んでいく中で身についてくる寸法感覚などもあるので、自然に身の回りの寸法が考えられるようにもなっていきます。
専門にしたい分野について大まかに学ぶ
すでに専門にしていきたい分野が決まっているのであれば、何か今のうちから簡単な学びが得られるとよいでしょう。
そこで建築資料集成の特定の分野のページを読み込んでみるのもおすすめです。例えば環境系に進みたいのであれば、環境のページを読んでみると今よりもより具体的に分野についての知識が得られます。
実際の図面も掲載されて説明されていることが多いので、図面になれるという意味でも大きなメリットがあると思います。
実際に測ってみよう
建築設計資料集成を読んでみたら、一度自分で身の回りの物の寸法を測ってみるとよいでしょう。
資料集成にかいてあった寸法通りになっているのか、一般的な寸法と異なるものはどのような意図があってその寸法にしたのかなど、いろいろなことを考えてみるとたくさんの学びが得られます。
また、何度も自分で測っていくということが身の回りの物の寸法を身に着けたり、寸法感覚を養っていったりするうえでの最も重要なことだと思うので、ぜひ今のうちから実践してみてください。
まとめ
ということで、簡単ではありましたが建築設計資料集成を紹介してきました。
建築学科に入って初めのうちはそこまで本格的な設計を自分でつくるということはないかもしれませんが、実際に位置から設計をするような課題が出るときっと学びが生きてくるでしょう。
自分で一から作る時でも、基本的な寸法の感覚や、設計についての基礎知識があればそこで生活する人が本当に快適に感じられる空間なのか、何か問題はないかなどがわかるようになっていきます。そのためのトレーニングもかねて、ぜひ建築設計資料集成を活用してみてください!
ではまたの記事で会いましょう!