こんにちは!あーきてくとな大学生です。
今回は、建築学科で使う学習の必須アイテムともなりつつある、iPadの選び方について解説していきます。
iPadには様々なモデルや構成があり、どれにしようかと悩んでしまう方は多いかと思います。また、パソコンも買わないといけないため予算のバランスが決められないという方もいると思います。
この記事では、そのような方へ向けて、私が建築学科でiPadを使っている経験も踏まえながら、どのように選んでいけばよいのかを具体的に解説します。
前半では、予算や性能、機能の面からの考え方を、後半では具体的に2025年におすすめできるモデルを厳選して紹介します。
この記事では現行モデルだけでなく型落ちも含めたおすすめモデルを検討していくので、予算が厳しいと思っている方もぜひ参考にしてみてください。
それでは早速いきましょう!
目次 表示
予算について考える
ここでは簡単に予算のバランスを考える必要性を述べていきます。
おそらくこの記事を読んでいる方は、建築学科に入って様々なものを揃えていく段階、建築学科に進むことが決まって必要なものを調べている段階の方が多いかと思います。
建築学科に入るときにはiPadだけでなくパソコンなどの予算も考える必要があるので、けっこう大変ですよね…
全体的な予算の制約があると、優先順位をつけておくことが大切です。
ここで一番強調したいのは、iPadの優先順位をパソコンよりも上にしないほうが良いということです。
建築学科では、学年が進むと設計などのクリエイティブな作業をパソコンで行うようになっていきます。
これらの作業は3Dのモデルを扱ったり、Adobeの重たいソフトを使ったりという作業です。
つまり、パソコンに求められるスペックは、そのような重たい作業ができるレベルにあり、高い性能が必要です。
予算の関係でこれらの作業がまともにできないパソコンを買ってしまうとどうしても作業の遅れや不自由が生じます。
必要なスペックを満たすパソコンを変えるようにするためにも、iPadの予算の優先順位はパソコンのあとにしておきましょう。

とはいえ、全体の予算は人それぞれです。どうしても予算が限られる方は、iPadは整備品や中古といった新品以外の選択肢を持つなどの工夫をしてみるとよいと思います。
整備品については、AmazonやAppleが品質を保証している公式ストアもあります。これらのストアにあるモデルも後半で挙げているので、参考にしてみてください。
スペック面
処理性能
続いてスペック面についての話に移っていきます。スペック面では、処理性能と容量、画面サイズの3つの観点から検討します。
まずは、処理性能についてです。
はっきりに言うと、建築学科でiPadを使っていくうえで処理性能の問題が起こることはよっぽどありません。
大学での使い方は、ノートを取るなどの軽い作業が中心で、人によっては3Dの作業を一部iPadでやっている場合もあるという感じです。
最近のiPadは十分に性能が高くなっているので、基本的にどのモデルでも処理性能は十分にあると言えます。
私が使っている無印iPadの第10世代も、ラインナップの中では一番低いグレードですが、不満を感じたことはありません。
一方で、スペックが機能面に与える影響というのは存在しています。
具体的には、上位モデルのチップを搭載していないとAppleのAIであるApple Intelligenceが使えない、Apple Pencilの世代が異なるといった部分です。
これらの面は、このあとの機能の項目で詳しく解説します。
また、ゲームにもiPadを使いたいという方は、やはり要求される性能が高くなってきますので、予算とも相談しながらなるべく性能の良いモデルを選択しましょう。
ここでは、普通の用途であれば処理性能的には特に不安はないということが伝わっていれば大丈夫です。

容量
容量についても、大きな心配は必要ないでしょう。
私自身が使っているiPadは最小構成の64BG何ですが、不足を感じたことはありません。
重たいアプリを入れるともちろん容量の空きは減ってくるわけですが、そのようなアプリの作業は基本的にパソコンが担う部分です。
バランスよくパソコンと役割分担していれば十分な容量です。
一方、性能面と同じで、重たいゲームもしたいという方は128GB以上を選んでおいたほうが快適に使えると思います。
画面サイズ
画面サイズでは、一般的なノートのサイズであるB5程度のサイズ以上のモデルがおすすめです。つまり、Mini以外のモデルになります。
持ち運びに特に重点を置きたい方はMiniという選択肢もありますが、ノートテイクや資料を見るといった作業にはやはり窮屈さが出てしまいます。
ちなみに、iPadのサイズ感は、無印やAirの11インチ、Proの11インチは紙でいうとB5サイズ、12.9インチや13インチのモデルはA4サイズに相当します。
ノートを取るだけならB5サイズのモデルで十分なので、おすすめは11インチクラスのモデルです。
資料も並べて全てデジタルにしたい方は13インチクラスを検討してもよいのですが、価格も大きく上がってしまうので、11インチクラスにしておくのが妥当かと思います。
予算については人それぞれですので、パソコンに割く予算も含めて余裕があれば、13インチクラスを選択してもよいでしょう。
機能面を考える
Apple Pencilの対応モデル
この項目は、13インチクラスのモデルを選ぶ場合は特に問題にならないので、その場合は飛ばしても大丈夫です。
11インチクラスのモデルを選択しようとここまでの流れでなっている方は、Apple Pencilの対応モデルからも検討が必要になります。
Apple Pencilには3つのモデル、第1世代、USB-Cモデル、第2世代、Proが存在します。このうち、無印iPadに対応しているのが第1世代とUSB-Cモデルの2つ、第2世代とProはその他のモデルに対応となります。
現行モデルのみについてまとめると下のような感じになります。
iPad無印 | iPadAir | iPadPro | iPadMini |
第1世代 USB-C | 第2世代 Apple Pencil Pro USB-C | 第2世代 Apple Pencil Pro USB-C | 第2世代 Apple Pencil Pro USB-C |
第2世代とProは、他の2つのモデルと違い、iPadの側面にマグネットでくっつけて充電ができる点、ペン先をタップして消しゴムやペンの切り替えができる点のような便利な機能が使えます。
充電のし忘れは私自身よく起こるので、くっつけておくだけで充電ができるというメリットは大きいと考えています。また、画面をいちいちタップせずにツールを切り替えられるのも、効率的で便利な機能です。
問題は、これらの機能が使える第2世代やProのApple Pencilに対応したiPadのモデルはそうでない無印モデルより高いということです。
私はこの価格差ほどのメリットではないと考えて無印モデルを購入しました。
無印をずっと使っていれば、充電忘れ以外は不満は感じていません。充電は気づいたら差しておくように努力しています…
ステージマネージャーについて
ここでは、おもに無印モデルを検討している方向けの内容になります。
iPadには、上位モデルのみの機能として、パソコンのようにアプリをウインドウに自由に並べられるステージマネージャーという機能があります。

これは、パソコンのような使い方として、ブラウジングをしながらレポートを書いたり、資料を書いたりといった作業をするときには役に立ちます。
このステージマネージャーは、現行モデルではAirとProのみに対応しています。無印では使えないのです。
この機能が建築学生として役に立つ場面を具体的に紹介します。
建築学科では、パソコンへの要求性能が高いことから、ゲーミングノートやデスクトップといった持ち運びに不向きなパソコンを購入する方が多いです。
つまり、外出先でレポートなどを書きたいと思うと、どうしてもパソコンよりiPadという状況が起こります。
iPadで本来パソコンが担っていた作業をすることになるため、やはりパソコンライクに使えるステージマネージャーがあると便利と感じるのです。
しかし、iPadには、どのモデルでも使える画面分割機能として、Split Viewという機能が搭載されています。これは、画面上に2つのアプリを並べて表示して、追加で1つ重ねられるという機能です。

外出先での簡単な作業ならこの機能でも十分と私は感じていますが、デスクトップなどを購入されると外での作業がすべてiPadになり、これでは不十分と感じるかもしれません。
一つの考え方として、B5サイズのモデルであれば、3つ以上並べるには画面が狭く、Split Viewで十分と割り切ってしまうのでもよいと思います。
具体的なおすすめモデル
ここまでいくつかの面から選び方の観点を解説してきました。
パソコンとの兼ね合いや予算など、考えることは複雑ですが、イメージが少しでも湧いてきていれば幸いです。
ここからは、では具体的にどんなモデルがあり、どのくらいの金額で買えるのかというような、具体的なおすすめモデルの話に移ります。
ここでは、型落ちモデルも含めて2025年に購入するならこれがおすすめという3つのモデルを厳選しています。ぜひ参考にしてみてください。
iPad無印 A16モデル

まず、やはり定番としてもおすすめなのは、iPadの無印シリーズです。
このA16チップを搭載したモデルは2025年の3月に発表された新型モデルです。
iPadのラインナップとしては一番下のモデルになりますが、大学で普通に使うには十分な性能を持っています。
私が使っているのはこのモデルの1つ前のモデルになるのですが、今でも全く問題なく使えています。新型のほうがプロセッサーが新しいものになっているので、特に心配はないと言ってよいでしょう。
新型になり容量が128GBからスタートになっているため、ある程度のゲームを楽しみたい方でも選択肢に入ってくると思います。
予算的にも、iPadの現行モデルの中で一番安く、パソコンに予算を残せるモデルになります。
また、iPadは学習の道具として使っていくものになるので、個人的には高価なものよりも無印モデルのよな比較的安価なもののほうが気楽に使い切れておすすめです。
無印モデルは、悩んだらこれで十分と言われるくらい多くの方におすすめできるモデルになっています。
iPad無印 第10世代
次に紹介するのは、先程の無印モデルの1つ前の型落ちモデル、iPad無印の第10世代です。
こちらは今現在私も使っているモデルで、先程と同様に人気のモデルになります。
このモデルは、予算が厳しい方に特におすすめです。
パソコンに予算を十分残しておきたいけど、現行のiPadが思ったより高い、と感じる方は検討してみてください。
性能的には容量が64GBスタート、プロセッサーが少し前のものになりますが、私が使っている中では全く不満なく使えています。
現在は型落ちとなっているため、公式ストアでは販売されていませんが、Amazonなどではまだ新品が残っている場合があります。
1つ前のモデルなので、現行モデルよりも1万円ほど安く購入できる場合もあります。
一番下のモデルとはいえやはりiPadはある程度の金額になってしまうため、このような選択肢も持っておく、全体としてもより良い買い物ができるかと思います。
iPad Air M1モデル
最後に紹介するのは、iPadAirのM1モデルです。
こちらは現在では2つ前のモデルになりますが、パソコン用のチップを積んでいることもあり性能は高いです。
Mシリーズのプロセッサーを搭載している上位モデルは、ステージマネージャーが使えたり、外部モニターに対応したり、Apple Pencilの第2世代が使えたりと、無印よりも機能面が充実します。
現行のAirはかなりの金額になってしまうこともあるので、個人的にはそれらの機能に対応したモデルの中でも比較的安く新しいAirのM1モデルがおすすめです。
現在は新品で販売されていることは少ないですので、購入する場合はAmazonの認定整備品ストアやAppleの公式整備品ストアがおすすめです。
まとめ
ということで、今回は2025年版の建築学生のためのiPad選びを解説してきました。
個人的にはやはり無印モデルが結局おすすめという感じになりますが、重要視するポイントや予算は人それぞれです。
今回紹介してきたモデルや解説したポイントも含めて、それぞれにあったベストなiPadを検討してみてください。
この記事が少しでも参考になっていれば嬉しいです。
では、またの記事で会いましょう!